私とキーボード
初めてPCを自作したのはたしか1998年頃だったかと思います。
ケースはSONG CHEER TQ-700mkIIにマザボはAopen AX6BCにCPUはCeleron300Aと当時の定番の組み合わせでした。
キーボードはバルク売りされていた中華製の700円程度のもので、当時も今も型番すら把握していなかったような品でしたが、こいつがなかなかのキータッチで不満もなく長らく使い倒した記憶があります。強いて言えばちょっと固めのフィーリングなもののスコスコ打てる感じとグラグラしないキートップでホントこいつにはお世話になったなあって今でも思います。
んで、だんだんキートップもいい加減に黄ばんできて見た目もよろしくなくなった頃、その頃に流行っていたパンヤというゴルフなネトゲがあったわけですが、こいつのショットゲージはキーボードであればスペースキーで始動・決定を行う仕様でして、最適なショット、ゲーム内で言うところのパンヤを出すにはキーボードのフィーリングが問われるなぁと個人的には感じていたわけです。
先に述べたようにやや固めのフィーリングでしたので、まあ普通にショットを打つ分にはさほど困ることもなかったのですが、コマンド入力が必要なショットにおいてはその固さがやや裏目に出るような気がする...あくまで気がするなのですがもっとパンヤ出したい!という欲求から私のキーボード探しの旅は始まった気がします。
先日のマウスよろしく怪しげな中古PC店勤務でしたので、キーボードもこれもらっていいっすか?で大抵は持ち帰ることができる環境だったわけですが、マウスのそれとは違いキーボードは手に馴染むというよりはキーの押し具合がしっくり来れば良いのでありとあらゆるメーカー標準付属モノを試したりして、今日は富士通のマルチメディアなこいつにしようとか、今日はNECのちょっとゆるいやつを使う気分だななんてやっているうちに、全ては手元のキーボードがいけないからいいショットが生まれないんだァ!みたいなちょっと何でもモノのせいにしないでくださいよってな精神状態となってしまったのであります。
いや特に病んでいるというレベルまで堕ちたわけではないんですけど、これではいかんよなーリファレンスじゃないけど標準を定めてそれを基準にパンヤ出るようにしないとなー安定しないもんなーってことで一つに絞ることを決意。
手元のキーボードをいろいろ試していくうちになにか一個に突き当たったと思うんですが実は全く記憶にない。
唯一その時に最終候補だったサンワサプライのコンパクトなやつが今でもうちのオヤジのPCに接続されて現役で活躍しているのを見てはパンヤでキーボードとっかえひっかえしたのも若気の至りだったかな...などと当時を回顧させるキーアイテムとなっております。
最終は何に決めたのかは覚えていませんが、もらってきたキーボードでは飽き足らずにメカニカルなやつだとか量販店で投げ売りされているようなやつだとか色々触っていくうちに、キートップがぐらつくやつだけはダメだというまあ当たり前な結論には達していた気はいたしますね。
そんな選定のされ方をされたキーボードも労いのビールを飲まされて機嫌が悪くなり、新しい移住先は何にしようかなーでとりあえず豪華なのにしよっか!で選んだのが東プレのSJ38D0、Realforce108USとかって名前のヤツですね。
今も昔も猫も杓子も東プレサイコー!的なレビューに踊らされて買ったわけですが、使ってみるとなにこれ普通。
特に心躍るなにかもなく入力装置としての仕事だけを淡々とこなす面白みのない存在だったわけです。
でもしばらく使っていくうちに、まてよ?この感じどこかで... ああ一番最初に自作したときの中華キーボードの固さを取った奴だわ。
つまり初恋の相手と瓜二つところかスペックアップして戻ってきた!なんて素晴らしいのでしょう。
東プレの良さは普通だということに尽きると思います。※個人の感想です
長らく使ってもその打鍵感は変わらず、特に何かが消耗してプラの擦り合わさるような音を出すこともなく、すべてのキーの押し心地は均一で...と日本人が追い求める工業製品としてのそつのなさというのでしょうかね、それがRealforceの魅力なんじゃないかと私は思います。
そんな私も怪しい中古PC屋で年始早々社長と大喧嘩をして退職し別会社で働き始めた頃、会社で充てがわれたPCがLet'snoteのCF-SX1だったかでしたが、こいつを8年ほど使ったある日あれこのキーボード実は心地いいんじゃ...と急に覚醒?いや覚醒じゃないね恋心?でも家にはRealforceが居るから浮気心でしょうね、がムクムクと沸き起こりこれが外付けキーボードとして存在したらどんなに良いことか!んで、外付けで使える改造方法ないかなーちょっとくらいはんだ付けやプログラムしたって良いぜー?なんて調べていくうちに一部でサンワサプライのSKB-18BKNとか良いぜー?的な記事を見つけてしまったわけでして、今この記事はそれで書いてみたりしているのですが、たしかにLet'snoteのキーボードライクではありますよ、でも押すキーによってプラが擦れるようなキュッキュした音が鳴ったり鳴らなかったり、Kキーは妙に引っかかりがあるというかパンタグラフのプラになにかミクロンの世界でバリでもあるのかなとか、でもエンターキーはスコっと気持ちが良かったりしてバラバラなんですよね。個体差もあると思いますけど。
熟れるまで使ってやれば多分こいつも良いキーボードだったぜって思えるポテンシャルは感じるんですが、いかんせんRealforce相手では分が悪かったようで、そりゃそうですよ方や2万円もう方や実売2千円ですから、お前は何を言っているんだって言われてもゴメンそうですよねとしかお返しできないのですが、そんな隔たりがあるわけです。これを書き終えたら妻(Realforce)の機嫌を取らなければならないような気がしております。
ということでお高いのですけどRealforceはなんだかんだで安定してて最高なんだなって思ったわけであります。
Let'snote純正のリーフ形状キーのそれもめちゃくちゃいいと思います。外付けで使いたいくらい。
蛇足ですけど、いろいろなキーボードをとっかえひっかえした経験でいうとスイッチの種類などで決めつけてしまうような、例えばメンブレン(というかラバードームですかね)は悪みたいな凝り固まった考え方で居ると人生をちょっとだけ損するかもしれません。あくまでちょっとですから最後にああいい人生だったな!と思えるかどうかのファクターには全く絡んでこないですがね。何軸使っているからとかレビューで絶賛されているからとかはあくまで参考でしかなく、最終的には自分で触って感じてみないと特に入力デバイスの良し悪しはわからないものだなあと思っております。でもおいそれとキーボードを買っては合わないからヤフオクに放流なんてことを続けるのもそれはそれで人生を損するわけですし、あれ、じゃあやっぱり結局はスイッチ指名買いしとけばある程度のあたりに突き当たるんじゃ...ということでRealforceはホントつまらないです。でもあの普通さは最高。とりあえずRealforceにしておけば細かい仕様の差異はあるにせよ一定の品質は高いレベルで担保されるのですから大枚はたいて買うだけの価値はあると思いますが、とっても普通なキーボードですから人によってはこんなに高いのに何だこれは!って怒っちゃうかもしれません。
何においても完璧ってものはなくて、その品物の特徴が自分が気にしない領域、もしくは気にする領域にどれだけ掛かってくるかを見極めるのが大事なのではないかと悟ったフリをしてみたりしています。
応用で色んな人の求めているものそうでないものがちょっと垣間見える時があって面白かったりしますね。
ケースはSONG CHEER TQ-700mkIIにマザボはAopen AX6BCにCPUはCeleron300Aと当時の定番の組み合わせでした。
キーボードはバルク売りされていた中華製の700円程度のもので、当時も今も型番すら把握していなかったような品でしたが、こいつがなかなかのキータッチで不満もなく長らく使い倒した記憶があります。強いて言えばちょっと固めのフィーリングなもののスコスコ打てる感じとグラグラしないキートップでホントこいつにはお世話になったなあって今でも思います。
んで、だんだんキートップもいい加減に黄ばんできて見た目もよろしくなくなった頃、その頃に流行っていたパンヤというゴルフなネトゲがあったわけですが、こいつのショットゲージはキーボードであればスペースキーで始動・決定を行う仕様でして、最適なショット、ゲーム内で言うところのパンヤを出すにはキーボードのフィーリングが問われるなぁと個人的には感じていたわけです。
先に述べたようにやや固めのフィーリングでしたので、まあ普通にショットを打つ分にはさほど困ることもなかったのですが、コマンド入力が必要なショットにおいてはその固さがやや裏目に出るような気がする...あくまで気がするなのですがもっとパンヤ出したい!という欲求から私のキーボード探しの旅は始まった気がします。
先日のマウスよろしく怪しげな中古PC店勤務でしたので、キーボードもこれもらっていいっすか?で大抵は持ち帰ることができる環境だったわけですが、マウスのそれとは違いキーボードは手に馴染むというよりはキーの押し具合がしっくり来れば良いのでありとあらゆるメーカー標準付属モノを試したりして、今日は富士通のマルチメディアなこいつにしようとか、今日はNECのちょっとゆるいやつを使う気分だななんてやっているうちに、全ては手元のキーボードがいけないからいいショットが生まれないんだァ!みたいなちょっと何でもモノのせいにしないでくださいよってな精神状態となってしまったのであります。
いや特に病んでいるというレベルまで堕ちたわけではないんですけど、これではいかんよなーリファレンスじゃないけど標準を定めてそれを基準にパンヤ出るようにしないとなー安定しないもんなーってことで一つに絞ることを決意。
手元のキーボードをいろいろ試していくうちになにか一個に突き当たったと思うんですが実は全く記憶にない。
唯一その時に最終候補だったサンワサプライのコンパクトなやつが今でもうちのオヤジのPCに接続されて現役で活躍しているのを見てはパンヤでキーボードとっかえひっかえしたのも若気の至りだったかな...などと当時を回顧させるキーアイテムとなっております。
最終は何に決めたのかは覚えていませんが、もらってきたキーボードでは飽き足らずにメカニカルなやつだとか量販店で投げ売りされているようなやつだとか色々触っていくうちに、キートップがぐらつくやつだけはダメだというまあ当たり前な結論には達していた気はいたしますね。
そんな選定のされ方をされたキーボードも労いのビールを飲まされて機嫌が悪くなり、新しい移住先は何にしようかなーでとりあえず豪華なのにしよっか!で選んだのが東プレのSJ38D0、Realforce108USとかって名前のヤツですね。
今も昔も猫も杓子も東プレサイコー!的なレビューに踊らされて買ったわけですが、使ってみるとなにこれ普通。
特に心躍るなにかもなく入力装置としての仕事だけを淡々とこなす面白みのない存在だったわけです。
でもしばらく使っていくうちに、まてよ?この感じどこかで... ああ一番最初に自作したときの中華キーボードの固さを取った奴だわ。
つまり初恋の相手と瓜二つところかスペックアップして戻ってきた!なんて素晴らしいのでしょう。
東プレの良さは普通だということに尽きると思います。※個人の感想です
長らく使ってもその打鍵感は変わらず、特に何かが消耗してプラの擦り合わさるような音を出すこともなく、すべてのキーの押し心地は均一で...と日本人が追い求める工業製品としてのそつのなさというのでしょうかね、それがRealforceの魅力なんじゃないかと私は思います。
そんな私も怪しい中古PC屋で年始早々社長と大喧嘩をして退職し別会社で働き始めた頃、会社で充てがわれたPCがLet'snoteのCF-SX1だったかでしたが、こいつを8年ほど使ったある日あれこのキーボード実は心地いいんじゃ...と急に覚醒?いや覚醒じゃないね恋心?でも家にはRealforceが居るから浮気心でしょうね、がムクムクと沸き起こりこれが外付けキーボードとして存在したらどんなに良いことか!んで、外付けで使える改造方法ないかなーちょっとくらいはんだ付けやプログラムしたって良いぜー?なんて調べていくうちに一部でサンワサプライのSKB-18BKNとか良いぜー?的な記事を見つけてしまったわけでして、今この記事はそれで書いてみたりしているのですが、たしかにLet'snoteのキーボードライクではありますよ、でも押すキーによってプラが擦れるようなキュッキュした音が鳴ったり鳴らなかったり、Kキーは妙に引っかかりがあるというかパンタグラフのプラになにかミクロンの世界でバリでもあるのかなとか、でもエンターキーはスコっと気持ちが良かったりしてバラバラなんですよね。個体差もあると思いますけど。
熟れるまで使ってやれば多分こいつも良いキーボードだったぜって思えるポテンシャルは感じるんですが、いかんせんRealforce相手では分が悪かったようで、そりゃそうですよ方や2万円もう方や実売2千円ですから、お前は何を言っているんだって言われてもゴメンそうですよねとしかお返しできないのですが、そんな隔たりがあるわけです。これを書き終えたら妻(Realforce)の機嫌を取らなければならないような気がしております。
ということでお高いのですけどRealforceはなんだかんだで安定してて最高なんだなって思ったわけであります。
Let'snote純正のリーフ形状キーのそれもめちゃくちゃいいと思います。外付けで使いたいくらい。
蛇足ですけど、いろいろなキーボードをとっかえひっかえした経験でいうとスイッチの種類などで決めつけてしまうような、例えばメンブレン(というかラバードームですかね)は悪みたいな凝り固まった考え方で居ると人生をちょっとだけ損するかもしれません。あくまでちょっとですから最後にああいい人生だったな!と思えるかどうかのファクターには全く絡んでこないですがね。何軸使っているからとかレビューで絶賛されているからとかはあくまで参考でしかなく、最終的には自分で触って感じてみないと特に入力デバイスの良し悪しはわからないものだなあと思っております。でもおいそれとキーボードを買っては合わないからヤフオクに放流なんてことを続けるのもそれはそれで人生を損するわけですし、あれ、じゃあやっぱり結局はスイッチ指名買いしとけばある程度のあたりに突き当たるんじゃ...ということでRealforceはホントつまらないです。でもあの普通さは最高。とりあえずRealforceにしておけば細かい仕様の差異はあるにせよ一定の品質は高いレベルで担保されるのですから大枚はたいて買うだけの価値はあると思いますが、とっても普通なキーボードですから人によってはこんなに高いのに何だこれは!って怒っちゃうかもしれません。
何においても完璧ってものはなくて、その品物の特徴が自分が気にしない領域、もしくは気にする領域にどれだけ掛かってくるかを見極めるのが大事なのではないかと悟ったフリをしてみたりしています。
応用で色んな人の求めているものそうでないものがちょっと垣間見える時があって面白かったりしますね。
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