FET差動バッファ式USB DAC Version2 完成?

基板をFusion PCBに発注したのが5月8日の21時。できたから送ったよーとの応答が12日の13時くらい。手元に届いたのは20日の午前と12日間程かかりました。
宛名ラベルのフォントが小さすぎて運送屋さんが困惑気味。配達事故が起きそうだからもっと読みやすいものにしてほしいかな?

実装部品は先に手配して用意してあったのでサクサクと実装。んで、できたのがこれ。
dac.png
手前の黒い小さな基盤は秋月電子のAKIDAC。緑の基板は今回作成したバッファアンプ。
ショート事故でUSBが死ぬのが怖いので壊れても良い古いPCでテストしてみて特に問題なし。

メインPCへ接続して音楽を再生してみると、ほほーなるほど「ストレート&ワイドレンジで雑味のないキレの良い音」と設計者がおっしゃるとおりかなと言う音。AKIDACの仕様上スペックこそ冴えないものの十分実用になりますね。

f.png
周波数特性はこんな感じ、左右に変化がないため片方だけ。

TEK00004.png
1kHzの正弦波を入力したときの出力。出力1.11/0.637から利得は1.74倍程度。


この記事書きながらエミッタフォロワ部の定数間違えたことに気づきました。そのうち抵抗仕入れて取り替えてみようかな。
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KiCADを使ってみて

ありがたいことにKiCADについて色々なサイトで解説されているので参考にさせてもらいました。
特に参考になったサイトをいくつか挙げておきます。
KiCADで基板設計
KiCADで基板を作る
試行錯誤な日々

回路図エディタは図を引く事自体何ら問題はなくむしろ使いやすいぞーいいぞーと思っていたのですが、ERC(エレクトリカルルールチェック)実行の折どうしてもエラーが消えない箇所があり悩みました。
KiCADにおいては電圧供給点やGNDに「PWR_FLAG」を付加してあげなければなりませんが、今回の回路ではDC-DCコンバータを内包していますので、これの給電点にも「PWR_FLAG」を与えるとエラーが解消しました。5V給電ポイントと繋がっているから問題ないと思ったのですけどねえ。
powunit_p.png


PCBレイアウトエディターも特に悩まず使えたものの、一番最初に部品が団子になって配置されたときはマジかと思いました。ごちゃごちゃの部品を回路図のとおりに広げてから徐々に詰めていけば良いのですけど初見プレイではギョッとしますね。
初見ゆえの細かいトラブルなどはありましたが、とりあえずのレイアウトも完成して3Dモデルでみたのがこれ。
hollow.png
部品の間隔やら気づくことも多いので3Dをグリグリ動かして眺めることも重要ですね。
もうちょっと煮詰めてから基板の製造を業者へ依頼してみたいと思います。
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